東大柔道部ブログ

このブログは東京大学運動会柔道部の活動の記録です

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高校生合同練習会【東大柔道部主催】のご報告

投稿者: 竹﨑悠人  投稿日: 2025年8月24日 23:44

 またまた二年の竹﨑です。今度は東大柔道部が高校生を招待して開催した、合同練習会についてご報告させていただきます。ブログ連投は前代未聞ですが、自分が本合同練習会の準備を担当したことと、二年生に自分から率先してブログを書く気概のある者がいないためこうなりました。

 本合同練習会は、これまで講道館にてOB・OGの方々の運営のもと開催されておりましたが、今回より学生の運営のもと、七徳堂にて行われることとなりました。開催にあたり、藤綱先輩、宇野先輩には貴重なアドバイスをいただきました。ありがとうございました。

 この練習会では、毎年現役部員による高校生に向けた技の演武と講習が行われています。今年は三年の鈴木さん、富澤さんによる、立ち姿勢から寝姿勢への連携技が紹介されました。どちらも七帝ルールだけでなく、国際ルールでもかなり有効なのではないかと思います。

cf. メラビアンの法則

 その後はもちろん乱取りです。めちゃくちゃ暑かったです。30名程の高校生の皆さんにご参加いただき、天井の高い七徳堂にも熱気がこもっていました。さっき投稿した巣鴨のブログでもそうでしたが、やっぱり高校生というだけでなぜか元気な気がします。しかもちゃんと強かったです。阪上が同階級ぐらいの高校生にぶん回されていたのが本日のハイライトでした。

 乱取り終了後、二年の黒川・阪上による東大と東大柔道部のプレゼンが行われました。今回参加していただいた、名門・宇都宮高校出身の、渡邉碧紀がスライドを作ってくれたそうです。バリバリの現役Z世代大学生による、ChatGPTを用いないプレゼンに感動し、柔道着と畳を涙と汗で濡らさずにはいられませんでした。

未来への扉が開かれている、らしい

 練習終了後には、東大に興味のある高校生と話をしたり、キャンパスを見て回る機会が設けられました。是非とも来てください。お願いします。

 本合同練習会には多くのOB・OGの方々にご参加いただきました。また、堀端先輩はじめ有志の先輩方より学生に御厚志をいただきました。ありがとうございました。

練習後
練習後



巣鴨高校 de 出稽古

投稿者: 竹﨑悠人  投稿日: 2025年8月24日 22:52

 ピカピカの一年生達が自己紹介をしてくれているところですが、おじさん(19)が割り込み失礼します。二年の竹﨑です。

 本日は、巣鴨高校で今年も行われていた合同練習会に、8/6〜8/8の三日間に渡り参加させていただきましたので、ご報告させていただきます。

 今年は部員を3班に分けて3日それぞれに参加させていただくという形で出稽古に行きました。
自分は8/7に7人で参加しました。前日の練習に参加していた阪上からは、ちょうど良い練習になったとかいう調子こいた報告が来ていたので、そこまで覚悟を決めずに練習へ向かいましたが、それは間違いでした。阪上くんイキらないでください。

 午前練は寝技でしたが、さすがに去年からの成長を感じることができました。高校生相手にこんなことして大人気ないですが、初見の相手に自分の寝技パターンで成功体験を積めたことが、午前中一番の成果だったように思います。他の6人も、寝技が終わった時はまだ満足げな顔をしていました。

 昼休憩は、全員で去年も行った店でそばを食べ、まいばすに寄り、午後練開始まで各々休息をとっていました。

おやすみ(別日)

 午後練はいよいよ立技です。去年は部全体20数名で一気に出稽古に行ったため、まだ1年生だった自分は先輩のかげで気配を消して休憩していた記憶がありましたが、今年はもちろんそういう訳にはいきません。
やっぱり高校生は元気ですね。別に大して歳も変わらないというのに面目ないなあと思っていましたが、よくよく考えたら今の高一とは4つも差があいているみたいで驚愕しました。それでも面目ないことに変わりはありませんが。

 高校生はちゃんと強かったです。普段使わない技でも練習として使ってみようかと思いながら臨みましたが、結局背負い投げ連発でした。調子こいてすいません。
元立ちのラストセットは調子ぶっこいて2回目の赤帯を巻きにいきましたが、普通に体力切れでずっと下向いてました。なんなら投げられてました。まさに「顔ない」といったところでしょうか。あるいは「横転」。
高校生の皆さんには、是非とも東大に入って柔道をしてほしいです。

高校生のフトンに何度も突っ込みました。申し訳ないです。
東大柔道部Towelもプレゼントさせていただきました

 練習終了後、疲弊し切って本能的に糖分を欲した我々は、デニーズとやらに入りました。桃ぱふぇ美味しかったです。富澤さん、吉野さんありがとうございます。そして川名は上海へ旅立ちました。

別日



1年生自己紹介ブログ② 山﨑

投稿者: 山﨑智史  投稿日: 2025年8月24日 20:30

はじめまして!新一年生の山﨑智史(やまさきさとし)と申します。﨑は「立つ」の方で、「ざき」ではなく「さき」です。これまであってきた経験上、﨑の方は「さき」と読むことが多い気がします。勉強・柔道・その他の3つに分けて書いていこうと思います。

変な順番になりますが、まずその他から書いていきます。僕は5人家族で、一個上に兄、10個下に妹がいます。妹が最近白陵に入りたいと言っています。残念ながら柔道部ではなく将棋部に入りたいらしいのですが。あと、僕は小学校の時に水泳とピアノ、合気道、ダンス、絵画、ボーイスカウトの習い事をしていて、すべて人生の中でちょっとずつ活きています。僕も子供が出来たらいっぱい習い事させたい。僕は基本的には喋るのを怖がっているのですが、友達といる時はずっと喋りたいので、食事とかはすごく遅いです。うるさかったり早く食べて欲しかったら、「喋るな」とひとこと言っていただけると助かります。早く食べることは可能です。代謝が良すぎてなかなか体重が増えなくて悩んでます。

つづいて、勉強について書きます。僕は中学受験をして、兵庫県の白陵中学・高等学校に入りました。兄は、変なので私立に入った方がいいと親に言われていて、僕もその流れで受験をすることになりました。柔道部がある・寮生活をしてみたい・自分の学力でギリギリ届きそうという3点から1番丁度いいところを選び、白陵に入りました。中学生の間に勉強しなさすぎたのもあって、大学受験では大阪の河合塾東大京大医進館というところで浪人することになってしまいました。この1年間で気づいたことは、現代文が大好きだということです。結果、文科一類に入学することができ、ドイツ語を選択しています。最近は法律よりも興味が湧く分野を見つけてしまい、少し戸惑っています。あとドイツ語の単語の変化多いな。

最後に、柔道について書きます。僕は小学校の頃から警察官になりたいと思っていて、元々2,3年ほど内田樹先生の下で合気道をやっていたのですが、色々あって辞めることになり、その時に親から勧められた甲南大学の柔道のクラブに入って、柔道を始めました。しかし、小学5年生の時に大腰で垂直に落下して鎖骨を骨折してしまい、そこからはまともに柔道をできておらず、白陵に入って顧問の先生に右組から左組に変えさせられて、とてつもない憤りを感じていました。しかし、先輩だろうと構わず絶対に勝ちに行く気持ちで中学の間練習していたら、高校生になるとこれまでボコボコ投げられていた同級生や先輩に勝てるようになっていました。今となっては感謝しかないです。大学に入ってからは、東大柔道部ではなく、街のどこかにある柔道クラブに行ったりして柔道を続けて、大学では別の部活かサークルにでも入ろうかなと思っていたのですが、入学直後のテント列の新歓を見た時に「あー、柔道以外あんまり興味湧かないなぁ」と思って、柔道部の説明だけ聞いて帰った時に、もうほぼ入部は確定していました。あとは新歓練習会で練習風景を見て、緩そうだったら入るのやめようと思っていたら、先輩方の真剣に取り組む姿勢と強さに感動し、初回で入部確率100%と答えた、という流れになります。今年の自分の目標は、立技の取る力を上げるとともに、寝技立技で先輩方と少しでも長く引き分けることを目標に、日々の練習に励みたいと思います。七大戦の先輩方の戦いぶり、あまりにもカッコ良すぎました。そして自分がいざ試合に出していただいた時に、あんな恥ずかしい試合をしてしまって、すごく不甲斐なかった。日頃の甘さが出ていたなと思ったので、これからの練習では、来年の「勝つチーム」の一員として少しでも貢献できるように、先輩方の胸を借りつつ頑張りたいです。

最後に、温かく迎えてくださった先輩方や監督など東大柔道部関係者の方々には、改めて感謝しています。これからも色々とよろしくお願いします。今年中に体重80キロ台を目指していきたい。ひとまず夏練頑張ろう。

高校の時に学級日誌を見開き3,4ページ書いていたこともあり、かなり長くなってしまいましたが、ここまで拙文失礼しました。



1年生自己紹介ブログ① 中井

投稿者: 中井陸人  投稿日: 2025年8月20日 21:57

はじめまして。新1年生の中井陸人(なかいりくと)と申します。
元々ブログを読むのが好きで、暇なときにはこの東大柔道部や他大学の柔道部のブログを読んでいましたが、ついにブログを書く側に…
今、同期のグループLINEで、「自己紹介ブログの順番」を相談しているのですが、誰も1番目に書きたがりません。きっと他の人たちは考えに考え抜いた素晴らしい自己紹介ブログを書いてくれるのでしょう。
とハードルを上げながら(笑)、トップバッターということで気楽に書いていきたいと思います。

柔道歴は小学校1年生から(正確にはそれより少し前から)の約12年間です。小学校は地元の少年団で週4回、指導者と同級生に恵まれ、それなりに活躍することができました。
中高は、愛知県の海陽中等教育学校という全寮制のかなり変わった学校で6年間を過ごしました。部活もかなり緩く、「体力づくりになればいいや」くらいの軽い気持ちで続け、無事卒業しました。

正直大学に入って、柔道を続けるつもりはなかったのですが…
テント列で数多の部活/サークルに勧誘され疲弊する中、馴染みのある柔道着を着た先輩方に惹かれ、悩んだ末に入部。
実際に入ったら大正解。居心地がいいですし、練習もハードですが、達成感があります。夏休み、何か新しいことに挑戦したい人、ぜひ一度見学に来てみてください!

新歓ブログになりかけたので、話を戻します。
夏練が始まり、練習すればするほど、自身の未熟さを痛感しています。
特に寝技。最近、研究で習得した寝技を少しずつ試していますが、通用するレベルには程遠いです。元々立ち技の方が好きで、寝技重視の七大柔道に少し抵抗があった(ある先輩に新歓期に立ち技もたくさん練習できるよ!と見事に騙されました)のですが、今はむしろ僕には寝技の方が将来性があるように思います。
やはり立ち技にはある程度センスが必要だと思います。数学や物理のように。
巣鴨の合同練習会で立ち技では高校生に投げられ、大学では数学・物理に苦しめられていますが、努力を裏切らない寝技とスペイン語が大好きです。

最後に。
口下手ですが、七大戦での先輩の姿、かっこよかったです。
4年生の先輩方、3年半お疲れさまでした。
短い間でしたが、七大戦直前にもかかわらず様々な技を教えていただいたことや、寝技もろくにできない僕が乱取りをお願いしても快く受けてくださったことには感謝の気持ちでいっぱいです。
また、練習時の本気度や試合時の声掛けなど、どの場面でも見習いたいことも多かったです。

4月当初、七大ルールに懐疑的だった僕も、
今ではすっかり七帝柔道の虜になってしまいました。
来年の七大戦優勝に向けて、少しでもチームの勝利に貢献できるよう、精一杯練習に励みます。

中井



8月女子練習会

投稿者: 乾瑛里子  投稿日: 2025年8月19日 14:27

 お久しぶりです、3年の乾です。
 今年も東大主催で女子練習会を開催しました。今回は、9月の七大学合同練習が東京で行われる関係で、8月と9月の2回に分けて女子練習会を開催することにしました。

 ほとんどの七大学の皆さんが参加してくれ、学習院大、東京海洋大、洛南高校の皆さんや、OGの先輩方や柔術家の方も参加してくださいました。去年よりも参加校は少ないものの、立技乱取りも寝技乱取りも活気あるものになりました。遠路はるばるお越しくださり、また参加してくださってありがとうございます。

 初めて練習を仕切ることになり、ドギマギしながら練習メニューの説明をしていましたが、なんとか伝えられてよかったです。寝技のメニューに関しては、私の説明が下手くそでも、七大学の皆さんが他の大学の方に教えながら取り組んでくれたおかげでうまく行った気がします。
 大学生になってから、伝える力が著しく低下した気がします。部活三昧の日々でコミュニティがほぼ柔道部だからかもしれないなと感じてます。柔道部は中身のない話をすることがほとんどなので。でも個性豊かな人たちばかりで楽しい日々を過ごせているので感謝してます。

 話が少し逸れましたが、練習会は今年も円滑に終わったと思います。大きな怪我をなく終わり、練習後に研究したり交流したりする人もいて、それなりにいい練習会になったようでよかったです。
 私個人としても課題が見つかる練習会でした。やっぱり立技が全くもってダメです。けんか四つでの組み手は少しばかりマシになっては来たと思うのですが、技がないので何もできず感覚で足技らしきものをかけにいくばかりです。難しいです。

 次は、9月17日(水)に女子練習会を行う予定です。ど平日ですが、ぜひ多くの方に参加していただければと思っています。よろしくお願いします!



自己紹介ブログ(川名)

投稿者: 川名一成  投稿日: 2025年8月16日 23:04

このたび自己紹介ブログを書かせていただきます。
東京大学柔道部二年生の川名一成です。これまで何度かブログにて駄文を掲載してまいりましたが、入部しているのかしていないのか曖昧な状態を半年ほど続けておりました。実際の立場はさておき、練習中は全力で柔道に取り組む姿勢を忘れないよう、日々励んでいます。

身長は169cmと平均よりやや低く、体重は64kgです。聞くところによると、七帝柔道では「70kg未満は人権がない」との話があるそうです。世間的にも「170cm未満は人権がない」と言われがちな私にとって、二重の意味で人権が危うい状況です。

増量のためにご飯をたくさん食べたり、プロテインをたくさん飲んだりすると、お腹を壊してしまう自分としては、太りにくい体質が恨めしく思えます。
4月初めには55kgだった一年生の井城が、気づけば65kgに増量し私を追い抜いたことは、非常に恥ずかしく、己の甘さを痛感させられました。現在、東大柔道部男子部員の中で最軽量という不名誉な状況を打破すべく、鋭意増量と鍛錬に励んでおります。

立技も寝技も中途半端な私ですが、七帝柔道の一員として少しでも戦力になれるよう、可能な限り努力を重ねていきます。OBOGの先輩方や関係者の皆様におかれましては、稽古で私・川名の動きに理論的な誤りがありましたら、ぜひご指導いただければ幸いです。
人の話を聞く姿勢はあるものの、理解し身につけるまでに時間がかかることがあります。そのため、一度の指摘では直せないことも多々ありますが、粘り強く(できれば優しく)繰り返しご指導いただけますと大変ありがたく存じます。
未熟者ではございますが、今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願いいたします。

川名




引退ブログ メリッサ

投稿者: 陳際諾  投稿日: 2025年8月8日 11:32

お疲れ様です、陳 際諾(チェン ジノ)、メリッサです。

この度、柔道部を引退することとなりました。2年半にわたる柔道生活に、ひと区切りがつきました。

先日の第74回全国七大学柔道優勝大会では、男子は惜しくも敗れてしまいまいしたが、女子が優勝を果たすことができました。選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。

これまで常に応援してくださった先輩方、指導してくださった先生方、金野師範、藤井部長、寺田監督、山本コーチ、猪俣トレーナー、そして治療で支えてくださった久我さんに心より感謝申し上げます。また、一緒に戦ってくれた先輩方、同期、後輩たちにも感謝の気持ちでいっぱいです。

最後に、金野師範より帯をいただきました。本当にありがとうございました。一生の宝物です。

現役のときは毎日「もう引退したい」って思っていたのに、いざ本当に引退したら、寂しさばかり感じてしまいます。

でも、みんなが私のデザインしたTシャツやジャージを着てくれているのを見ると、「あ、自分の何かがまだ東大柔道部に残ってるんだ」って思えて、寂しさも少し紛れます。




振り返ってみると、日本語がまったく話せず、柔道経験もゼロだった私が、ここまで成長できたことに自分でも驚いています。

入部当初、優しく英語で話しかけてくれた皆さんが、入部してたった一週間ですべて日本語に切り替わり、まるで崖っぷちに立たされたような状況でしたが、そのおかげで必死に頑張ることができました。この“スパルタ”の語学環境のおかげで、今では少しずつ日本語も話せるようになりました。そして、なんとPEAKプログラムから工学部電気電子情報系に進学することもできました。柔道だけでなく、語学面でも、人生の転機となるような成長を与えてくれた部活に、改めて感謝しています。



正直に言うと、今年の4月以降、心が折れそうな日々でした。不安に潰されそうになり、毎日がとても辛くて、薬を飲みながら何とか練習に参加していました。

そんな中で、いつも私の気持ちに寄り添い、気遣ってくれた女子のみんな、本当にありがとうございました。

後悔していることとしては、最後の時期に頼れる先輩としての姿を見せることができず、後輩たちには本当に申し訳なく思っています。

それでも、毎日の練習を一緒に頑張ってくれたゆいちゃんと瑛里子、そして素晴らしい試合を見せてくれて、本当にありがとう。

後輩のみんな、これからもずっと応援しています。この先、つらくてしんどい練習が続くと思いますが、悩みや不安があったときは、決して一人で抱え込まずに、仲間と話してください。ファミリーだから。来年は、ぜひ、男女ともに優勝を掴んでください!



最後に、どうしても伝えたい思いがあります。

私が柔道部に入った理由は、ただ「強くなりたい」という思いからでした。そして引退を迎えた今でも、その気持ちは変わっていません。

でも、これまで何度もこんな声を耳にしてきました。「女子が柔道をやるなんておかしい」「そんなことしてたらモテないよ」――と。

You’ve gotta watch Friends

正直に言うと、そのたびにずっと違和感を感じていました。

そもそも、モテる必要なんてあるでしょうか? 女子の価値は、「どれだけ男子に好かれるか」で決まるものではありません。

強くなることは、性別に関係なく自然で尊いことだと思います。自分自身を守り、大切な人を守れる力があるということは、誰にとっても誇るべきことです。

また、ある時期に大流行した歌の歌詞に「かわいいだけじゃダメですか?」というのがあります。多くの人が口にしていたけれど、もちろん、私はこの価値観そのものが、すでに歪んでいると感じています。そもそも、「かわいい」って、一体何の価値ありますか。

社会は、男性には「成功しろ」「稼げ」「地位を手に入れろ」と求める一方で、女性には「かわいくなれ」とだけ言うことが多いですね。この不均衡な価値観に、おかしいと思います。

もしこのブログが、これから柔道を始めようとしている女子の背中を少しでも押せたとしたら、大変嬉しいです。もちろん、「かわいくなる」こと自体は素敵なことだと思います。でもその前に、自分自身が「どうありたいか」がもっと大切です。

「女子力」という言葉は、誰かが勝手に決めた「かわいさ」や「家庭的であるべき」という理想像を指すものではないはずです。本来の女子力とは、「こうあるべき」ではなく、

「私は女子だからこそ、私がなりたい自分になる力」だと思います。

これで、私の引退の言葉を締めくくりたいと思います。

もしこの文章を読んで、嘲笑う人がいるのなら……
そのときは、決闘しましょうか?

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。



引退ブログ 小柳

投稿者: 小柳太一朗  投稿日: 2025年8月6日 07:14

先日引退しました、小柳です。

最後の七帝戦は非常に悔しい結果となり、応援してくださった皆様、特にOBの皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいです。

幹部代になってからの一年は、間違いなく人生で最も柔道に打ち込んだ一年でした。生活のほとんどを柔道に捧げましたし、自分なりにやりきったという実感もあります。一方で、人生で最も伸び悩んだ時期でもありました。ポテンシャルがなかったと言ってしまえばそれまでですが、方向性のある努力を積み上げられなかったことが大きな原因だったように感じています。目先の試合や短期的な成果ばかりに目を向けてしまい、時間をかけて身につけるべき技術や姿勢を後回しにしていた――今思えば、そんな反省ばかりです。

……と、後悔はこのくらいにしておきます。

今まで本当にありがとうございました。


最後までやりきって、こうして引退の言葉を綴れているのは、柔道を通じて出会えた皆さんのおかげです。

指導陣の先生方、先輩方、同期、そして後輩たち――どの世代をとっても、本当に個性と魅力にあふれる人たちばかりでした。迷惑をかけることも多かったと思いますが、それでも温かく受け入れてくれて、本当に感謝しています。

私が七帝柔道を続けられたのは、競技そのものの魅力というよりも、「そこにいる人たちの魅力」に惹かれていたからだと思います。

今まで本当にありがとうございました。

後輩の皆さんにとっては、これからが本番だと思います。東大柔道部が半世紀果たせていない「優勝」を、今の後輩達ならできると本気で信じています。私はこれからはサポートという立場で、東大柔道部に貢献できればと考えています。応援しています。





引退ブログ(佐藤)

投稿者: 佐藤尚哉  投稿日: 2025年8月4日 13:08

お久しぶりです。先日の七大戦をもって引退した佐藤です。


先日の七大戦は男子5位、女子優勝という結果で終わりました。まずは女子のみんなおめでとう。

さて、男子は目標としていた優勝からは大きく遠ざかり、初日で姿を消す形になってしまいました。

試合結果がどうとか言い出したらキリがないですが、全ては強いチームを作れなかった幹部の責任です。これだけ高いポテンシャルがある選手を多く抱えながら勝てなかったのは、僕らの実力、求心力、指導力不足が招いた結果です。
期待、応援をしてくださっていたOBOGや関係者の皆様、そして一緒に戦ってくれた後輩たち、何より岡本さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。



本当は4年間の振り返りとか、もっとこうした方がいい的なことを書いていたのですが、前者は長くなりそうだったので、後者は誰が言うてんねんって感じなので消してしまいました。
まだ新体制は始まったばかりだし、これから後輩たちはどんどん成長していくと思うので、そんなに心配はしてないです。心配になったら風呂ででも言います。

色々な感情がありますが、3年半概ね楽しかったです。指導者、先輩、同期、後輩たち、全てに恵まれ、入部時のへなちょこヒョロガリ時代を考えると、心身ともに大きく成長することができました。
体はちょっと大きくなりすぎてしまったかもしれません。切実に痩せたいです。



最後の七大では、最低限の仕事をすることができました。いや、本当はもっと強くならなければいけなかったし、それを望まれていたことも理解しています。ただ、あの日、あの時点で持っていた力を100%出せたということだけは言えます。これがどれだけ幸運なことなのかを、ひしひしと感じています。

ただ、やっぱりチームとして勝ちたかったです。特に、岡本さんに優勝させてあげたかった。本当に悔やんでも悔やみきれません。

引退した僕らには、この感情を解消する方法がありません。時間が解決してくれるまで、引き摺っていくんだろうなと思います。


ただ、後輩たちには、この敗戦をバネにする権利があります。特に3年生は、本当に悔しい思いをしたと思います。今年で一生分の苦渋を飲んだと思うので、来年は必ず優勝しよう。柔道面ではあまり役に立てないかもしれませんが、僕もできる限りサポートします。



最後になりますが、金野師範、藤井部長、寺田監督、山本コーチ、猪俣トレーナー、久我トレーナー、並びに多大なご支援とご声援をいただいたOB、OG、関係者の皆様方、そして一緒に戦ってくれた岡本さん、同期、後輩たち、本当に、本当にありがとうございました。

しばらくはchatGPTと二人三脚で院試の勉強します。なんとかなりそうな目処が立ったら、できるだけ練習に顔出します。

それでは!

前主務 佐藤 尚哉



都学

投稿者: 竹﨑悠人  投稿日: 2025年6月4日 11:48

 お空の上からこんにちは。いつか東大ラクロス部のようなかっこいいブログを書くことを夢見る2年の竹﨑です。先日東京学生柔道優勝大会に出場してきました。

以下結果になります。

男子
一回戦 対中央大 0-7
敗者復活一回戦 対創価大 2-5

女子二部 ※2人での出場
準決勝 対法政大 0-3
代表決定戦 対学習院大 1-2

 中央大はやっぱりとてつもなく強かったです。普段寝技中心の柔道をしている身として、絞め手が入ってきた時にやれることを全部やったつもりだったのですが、全物理法則を無視して絞められました。各々負けはしましたが、学生柔道トップクラスのチームとの試合は、そうそうあるものではありませんので、とても良い経験になったのではないでしょうか。


アップちゅう

 敗者復活戦では創価大とあたりました。こちらも昨年は全日本まで進んだ強豪チームでしたが、次鋒の富澤さん、五将の鈴木さんが連続で勝ち、食い込んでいけるというアツい展開にもなりました。こういった試合の場で一勝でもあげれたらなーと思います。

 女子の先輩方の試合も激アツでした。まさにルールスレスレのギリ飛びついてない?腕十字の連発で惜しいとこまでいったり、相手の両腕ともの関節を極めるといった珍事もありましたが、まさに神がかったオーダーが狙い通りに機能した場面が、一番盛り上がったところでしょう。

 終わった後は本郷キャンパスに戻り、まだ続いていた五月祭を楽しみました。同期の川名いっせいが所属しているサークルの店にも行ったのですが、

Girls
「いっせーい!♡
いっせーい!♡
いっせい今日ビジュいいじゃーん!!!!!」

という東大柔道部ではあり得ない場面を見ることができました。弊部で“ビジュ”という言葉がいい意味で使われるでしょうか。あんな陽気なサークルに属していてよくうちに適応できているもんだなあと感心しました。しかしながら、彼は我々との飯はあまり来ないくせしてサークルの飯はよく行くらしいです。びっくりしたよいっせい


坊主と写真嫌いのいっせい

 日本武道館に高校卒業記念の水筒忘れてきました。僕の水筒さん、このブログを読んだら僕のもとに戻ってきてください。

 次の試合はいよいよ七大戦です。皆様、ご支援のほどよろしくお願いいたします。